金沢市議会 2012-06-20 06月20日-04号
私は、本会議で辰巳ダム建設計画について、治水効果への疑問、環境アセスメントの見直しの必要性、さらには鴛原地区での大規模な地すべり発生の懸念について、県・市の見解をただしてきた一人です。現在も差しとめ訴訟が進行する中、供用に入った辰巳ダムにさまざまな思いが向けられているものと思います。
私は、本会議で辰巳ダム建設計画について、治水効果への疑問、環境アセスメントの見直しの必要性、さらには鴛原地区での大規模な地すべり発生の懸念について、県・市の見解をただしてきた一人です。現在も差しとめ訴訟が進行する中、供用に入った辰巳ダムにさまざまな思いが向けられているものと思います。
ダム湖が及ぶ鴛原地区の斜面は一帯が地すべり地帯です。これまでも奈良県の大滝ダムの地すべり事故のことが言われておりますが、今回の四川大震災、そして最近の岩手・宮城内陸地震からも、土砂崩落や地すべりの予見が見事に的中したことを見ますと、地すべり地帯におけるダム建設には、ますます不安が重なり心配されます。当局はどう認識されていますか。
次に、ダム湖が及ぶ鴛原地区南西の斜面が大規模地すべり地帯であることは、県の地質調査報告書にも記載されています。その土塊量は新辰巳ダム容量に匹敵する525万立方メートル、分類上の「超大規模」の2倍を超える巨大規模地すべり地帯です。